高山病対策ってとてもたくさんあることがわかった(注:日本のお山レベルでの)

どーも。高地虚弱体質のぼくです。

こないだ木曽駒ヶ岳にテント泊に行ってまいりまして

その模様をYOUTUBEにUPしたところたくさんの方からアドバイスを頂きました。

すでに「高山病対策」って打てばネットに出てくることが多かったですが中にはおぉ!?そんな対策がっ!?てアドバイスも多く、これは”高山病にかかりがちな”みなさんと共有せねばと思い、ブログにしてみました^^


ネットにズラーッと並ぶ代表的な対策

・前日にしっかり睡眠をとる

・水分をしっかり摂り、出す

・急に高度を上げない(1~2時間は慣らしてから徐々に高度を上げる)

・ゆっくり登る(呼吸を乱さない程度に)

・調子が悪くなっても横にならない(呼吸が浅くなるそう)

・ダイアモックス処方してもらう(利尿作用を促す高山病の薬)

※ダイアモックス以外は基本的に気を付けていることですのできっとこれだけでは僕の対策にならないんじゃないかと昨年までの山行で実証済みです。


ぼくのこれまで60回の登山。 内22回の高山病データ

【重症化したこれまでの登山】

重)2016.8 富士山3776m 弾丸 初登山 『太陽館で死す』

太陽館過ぎたあたりであくびと寒気が来て急に嘔吐。

そこからガクブルで動けなくなり寒空にツェルトにくるまり夜通し嘔吐。この時死ぬんじゃないかと思った。明け方フラフラの状態で須走を下山。下山後も体調が良くならず駐車場のそばのプレハブで2時間寝かせてもらって復活

※人生初登山で初高山病でした。コレがきっかけで登山にハマっていくことになります。

重)2017.7 木曽駒ヶ岳2956m 民宿一泊『二回目の高山病』

富士山再チャレンジ前の3000m級練習で行った木曽駒ヶ岳。

残雪の木曽駒ヶ岳千畳敷カール

帰りのロープウェイ辺りから気分が悪くなる。倦怠感と嘔吐でまた動けなくなる。車で2時間ほど寝て復活。

軽)2017.7 乗鞍岳3026m 

下山後、頭痛のみイブ服用で復活

中)2017.7 富士山3776m 二泊三日 再チャレンジ 『富士山登頂成功』

昨年の反省を活かし、須走の民宿に一泊。→翌朝須走を出発して3200mの見晴館にて一泊。→早朝に頂上アタックで登頂成功。

この時の対策は呼吸が乱れないようゆっくり歩いてとにかく滞在することで体を慣らそうとしました。がしかし見晴館では一睡も出来ませんでした。頭痛も酷くて(イブ服用)。動悸がするっていうんでしょうか?寝ようとすると心臓がバクバクして翌朝も体調がすぐれず諦めて下山しようとしたのを覚えています。結局「行けるとこまで行ってしんどくなったら帰ろう」と出発したんですがシュッと登りきることが出来ました。

軽)2018.9 白山2702m 日帰り

下山中頭痛がしてイブ服用。

軽)2018.12 木曽駒ヶ岳2956m 日帰り

カール内で滑落停止訓練をしただけだから頭痛だけで済みました

軽)2019.2 北横岳2480m→蓼科山2531m ペンション一泊

北横岳下山後ペンションで頭痛。寝付けなかった。頭痛はイブ服用でなんとかなる。

軽)2019.4 金峰山2599m→瑞牆山2230m 山荘一泊

金峰山下山後、山荘にて頭痛。気分悪くなったが頭痛薬服用。

重)2019.6 槍ヶ岳3180m 二泊三日『蘇った悪夢』

槍沢ロッジで一泊し翌朝槍ヶ岳山荘へ。3時間ほど山頂や周辺をウロウロし山荘へ戻っての食事前…急に気分が悪くなる。夕方5時から朝の5時までほぼ一睡も出来ず吐き続ける。水を飲んでは吐く、トイレを繰り返し初富士山と同じく死ぬんじゃねーかと考えたほどしんどかったです。

槍ヶ岳とぼくのヘルメット

※対策は前泊しゆっくり高度を上げた。食事もしっかり摂り自分なりに水分も摂っていた。この頃、酔い止め薬が効くかもと乗り物酔いの薬を服用しながら登りました。

重)2019.7 燕岳2763m 初テント泊 『ダメじゃん…』

6月にあれだけしんどい思いしたから今度は低いし大丈夫だろうとチャレンジしましたがテントを張って夕方17時ごろから気分が悪くなり、頭痛と吐き気と倦怠感でほぼ寝れず早朝下山。

燕岳のテント場

下山後もしばらく気分が悪く車で走っては止まり吐くを数度繰り返す。

重)2019.8 立山3015m テント泊 『やっぱダメなん?』

雷鳥沢に一泊し、翌朝雄山、大汝、富士の折立を回る山行。雷鳥沢では気持ちよく過ごすことが出来た。が雄山→大汝を越えて急に気分が悪くなる。下も催し、嘔吐も。この時まともに歩くことが出来なくなった。(歩いたけど…)

立山の雷鳥沢キャンプ場

※室堂ターミナルで2時間弱休憩して雷鳥沢へ。2000m付近でテント一泊し2リットル以上の水も飲んで食事も摂り体調も万全でしたが完全グロッキー。

軽)2019.8 仙丈ケ岳3033m&甲斐駒ヶ岳2967m テント泊

「あれ?モノにしたか?この高度を!?」2日間頭痛のみ(イブ服用)で快適に過ごすことが出来た。

軽)2019.9 御嶽山3067m 日帰り

下山後の頭痛のみ(イブ服用)

軽)2019.10 木曽駒ヶ岳2956m 日帰り

下山後の頭痛のみ(イブ服用)

軽)2019.10 南八ヶ岳縦走 日帰り

下山後頭痛のみ(イブ服用)

軽)2019.11 木曽駒ヶ岳2956m 日帰り

下山後頭痛のみ(イブ服用)

中)2019.12 西穂高岳独標2701m テント泊

テント一日目に頭痛。気分も悪くなったが重症化は免れる

軽)2019.12 唐松岳2695m 山荘泊

下山後頭痛のみ(イブ服用)

軽)2019.6 木曽駒ヶ岳2956m 日帰り

下山後頭痛のみ(イブ服用)

軽)2019.7 木曽駒ヶ岳2956m 日帰り

下山後頭痛のみ(イブ服用)

重)2019.7 木曽駒ヶ岳2956m テント泊 『あかんのんかーい!』

久々のテント泊で久々の重症化。夜通し吐く。この模様はYOUTUBEにUPしています。良かったらご覧ください。

※そろそろ僕も慣れて来てるから万全の対策をして臨みましたがあかんかったなぁ~。


いろんな対策はあるからこれまで色々試してみたんだけど…なるもんはなる。

体質

この一言に尽きてしまうのか…?

山大好きだけど常に「高山病になるかも」って思いながら恐る恐るの山行なんですよね。昨年までの山行で効果のあった対策はというとやはり”何回も行く”でした。ただこればかりは人それぞれでございまして、その日の体調もあるし生まれ持った体質もあるかと思います。

で!戻りますが…

今回、いろんな方からのアドバイスの中で知らんかったものがいくつかあるのでご紹介しますね^^

・一週間前にレバーを食べる

これダイビングのボンベの持ちも変わるほどちゃんと立証されてるそうです。

・救心

きゅ~しんきゅうしんの救心。動悸息切れ気つけに。これは信者さんがいらっしゃるほどだそうです。

・漢方柴苓湯(サイレントウ)

これは吐き気、食欲不振、のどの渇き、尿量の減少などに伴う水様性の下痢、急性胃腸炎、暑気あたり、浮腫みに利くそうです。

・水は4リットル!

タップタプになりそうですが2リットルじゃ足りなかったんですね!

次回!さらにこれまでの対策を一つ一つ丁寧に行い、一つ一つ検証してきたいと思います。

これで同じ体質の方が楽しく登れるようになればいいなって思っています。


はい。そんなことで今回はぼくの高山病履歴をご紹介しました。

長々ブログでしたが読んでもらってありがとうございました~^^また遊びに来てくださいーー^^

それではしーゆGGマウンテン!