どーも。ちょいちょいやりがちのぼくです。
日本三百名山 比良山系
蓬莱山 雪山登山
はい昨日の続き…参ります!
なんか変なルートで直登しての金毘羅峠
ここから蓬莱山山頂を目指すんですがここからもなかなかキツかった。この登山道からはスノーシューらしきトレースが微かに残ってて最初は安心してたんですけど ほどなく さらに雪は深くなりトレースが完全に無くなる。
たまに出てくるこいういうRPがホンマにホッとするんですよ。こっちであってんだ って確認できる。
持ってるストックもコッキコキの雪玉状態です。
「隊長…自分、疲労困憊であります!」…この辺から余裕が無くなる。※気温2度くらいですが風もないからメリノベース1枚と薄手のフリース1枚だけで大丈夫。
”進まな着かないんだよ!がんば!”と気合いでガッシガシ歩きます。
ようやく稜線に出ました。
稜線に出たらこれまたトレース皆無、横幅が広いからどこ歩けばいいか全然わかりません。しかもめちゃくちゃ雪が深い。何度もズボーッです。
「ワイワイ…」
あれ?遠くの方からかすかに声が聞こえます…
あー!!ようやくスノボしてる人を見つけた!山入って初人間!にーんげーん!!人間大好きー!!
山頂?の木に付いた海老?シャコ?の尻尾?を見ながら頂上らしき方角にゲレンデ沿いを登っていくと…
これなんや?と思ってゴシゴシこすったらいきなり出てきた…頂上の標識!なんか微妙な位置にあるんですよねコレ。
なんだかライトタッチに…はい
蓬莱山山頂到着です。
スキー客の横になんかピャッて立ってて…誰もここが蓬莱山山頂なんだって気付いてへんと思う。雪被ってたからゴシゴシせな見えへんだし…しかもバリケード杭の外やし…誰も立ち入った形跡もないし…。
ふぅ〜休憩もせんと飲まず食わずで上がってきたから 疲れたな。とにかく山小屋的なとこでご飯作ろう…と探すも…そんな場所は無い。
なんならスキー客の邪魔になるから横断も出来ない。“ゲレンデには入るな”って書いてあるけどリフト乗り場のお兄ちゃんに聞いたらリフト沿いを歩く他ないとのこと。リフトのお兄ちゃんが登山道知ってるわけないしな。
ゲレンデの端っこを一人でワカン歩きしてるおじさん…そうです私が変なおじさんです。はっきり言う 異様です。ごめんなさい。この道じゃないことはわかってんだけどね~。
なんかいろいろ疲れたな…ここから向こう周り(紫のルート)で下山か…長いな…行くか?どうする?
うんムリ。
やってまう?ついにやってまうのか…必ず殺すと書いて必殺!ゴンドラ下り!
わたくし、あろうことか驚きのショートカットを決断します!赤いルートに変更です。
えぇい目指せ!ゴンドラ乗り場!見えてるからな 足取りは軽い。
今回の蓬莱山 金毘羅峠ルート、通常コースタイムは2時間半くらいらしいんですが僕3時間半かかりました。1時間オーバーてこんなの初めてです。まだまだっすわ僕みたいなん。鍛え直して出直してきます。
リフト券売り場到着し
「ゴンドラ1枚ください」
「1400円です」
「はい」
ガソゴソ…ん?あれ?…あっ。財布ない…。あーっ!車や!!
「あの〜どうやら麓の駐車場に財布がありまして…下山してからお支払いさせていただくというようなトリッキーな支払い方は出来ないものでしょうか?」
「あの〜一応免許証と保険証のコピーもここにありまして(こういうのはちゃんとコピーして持っている) 決して怪しいものではありませんので…」
「じゃあわかりました、乗り口と麓のインフォメーションに伝えておきますからそのまま降りてもらってからお支払いください。」
「ホンマすいません!ありがとうございます助かりましたー!」
いや、そもそも歩いての下山は基本なんだから あかんかったら歩いたらえーがなって感じなんですけどね^^;
ゴンドラ乗り場に歩いて行くとね「うわっあいつや!財布忘れたやつ!」と向こうの方で顔見合わせながらこちらをチラチラ…
「いやホンマすいません。(逃げも隠れもしない)増原です。」
「あっ聞いてますよ どうぞ」
ゴンドラ乗るとおじさんに「それ良いなぁ!雪歩き楽そう!」と言われ、「差し上げましょか^^;」。いやごめん 助かったよスノーポン。
ゴンドラ…快適っすね。ものの5分で到着です。
インフォメーションはっと…あっここか
「あの〜…」
すでに半笑いの綺麗なお姉さん
「はい聞いてますよ〜^ ^」
「すぐ取ってきますので(逃げませんので)!」
財布取って 無事支払いを済ませました。
超しんどかったぁ!!
車戻っての第一声です。
蓬莱山、決してナメてませんでしたよ。他の方のブログでも結構キツいって書いてた。でもこんだけ登っててしかも毎日鍛えてるし…まぁしんどいやろけどシュッとクリアするんやろなと思ってましたが…ゴンドラ使うて(^◇^;)ヨワコめ!
なんか色々あって めっちゃくちゃ疲れましたな〜。
下りたら晴れてるしな。
蓬莱山 金毘羅峠はやっぱりまだ入ったらあかん登山道なんでくれぐれも登らないようにしましょう。権現山周りからにしましょうね。
今回、華々しく?スノーポンデビューを飾りました。ずーっと(アイゼンは付けずに)登山靴に直接スノーポン(ワカン)装着して歩きました。持ち運ぶ手軽さと雪上での歩きやすさは本当に感動モノ。でも初めてのズボズボ積雪山行でなかなかに厳しい山登りになり 楽しさよりもちょっとだけ苦手意識が芽生えてしまったかもですが本当に貴重な経験が出来たかな。次は…夏に来ます^^;夏なんかい!
というわけで2月の雪中 蓬莱山 登山、無事完了です。次はどこ登ろうかな…二日経って登りのしんどさをもう忘れているもはやビョーキのぼくでした。
しーゆグッドマウンテンです。
【コンディション】
曇りのち雪時々雨からの下山後は晴れ
気温2~4度、風ほぼ無し
【装備】
スノーポン、厳冬期ブーツ、ゲイター、ザック、ポール、予備グローブ、雨具、ファーストエイド、テルモス、水、行動食、ガス、クッカー、シート、ヘッドライト、ピッケル(使わず)、アイゼン(使わず)
【服装】
ダーンタフ靴下、オンヨネメリノ上下、アルパインライトパンツ、フリース、オールマウンテンジャケット、ウインドストッパーグローブ、サングラス
※ほぼジャケットは着ずでした。グローブが濡れてしまったから途中でテムレス装着。こういう山登りの時に威力絶大だと感じた。さすがテムレス最強です。