どーも。6月 念願の槍ヶ岳に登った話をしているところですぼくです。
日本百名山
長野県
槍ヶ岳 3180m
行ってきました!
さぁ2日目!
いよいよ槍に向かいます!
ここ槍沢ロッヂからは急登に雪渓歩きとまぁまぁ頑張らなあきません。
今日は水色行程の話。
槍沢ロッヂ-大曲-槍ヶ岳山荘-槍ヶ岳
【2日目 いざ槍ヶ岳へ】
▼朝起きても雨はやむ気配がありません^^;序盤からびっちょびちょ覚悟です。
▼パッキングして~準備完了!今日はピッケル持つから傘は無し。
▼6:30 出発
▼だんだんと雪渓が近づいてきます。いやこちらが向かっています。
▼岩に槍↑の文字。お尻がキュッてなります。
▼7:10 ババ平キャンプ場
新しくできたキャンプサイト ババ平キャンプ場
▼もちろんトイレも水場もありまして雪渓の入り口のキャンプ場だから便利だと思います。
▼槍ヶ岳まで5キロ。この山の5キロがなかなかのもんです。
▼ゴッツイ岩が雪渓の上に転がっています。そろそろ雪も解けてきて落石も多くなってきてるんですね。ヘルメットしてどうにかなるもんかはわかりませんが今できる最善の装備で入られることを。
▼7:30 雪渓の入り口でアイゼン装着です。
▼雪渓なんだから当り前なんですけど 雪の下を川が流れています。勾配もそうですが雪解け水でさらに勢いが強くなってきています。雪渓を歩くときはきちんとした知識と危機管理能力を持ったガイドさんと一緒に歩くことを強くお勧めします。間違った場所歩いてズボーッて抜けでもしたら大変なことになります。
▼これこれ。この雪渓を歩くのを本当に楽しみにしていました。あいにくの天気ですけどね~^^;
▼雪渓の一つの目印グリーンベルト。
▼割と急登なのでジグザグに歩くんですが雪も柔いので先頭の野中さんが踏んでトレースを作ってくれます。本当にありがたい。
▼初槍ヶ岳だから距離感とかが皆目わかりませんが殺生ヒュッテの標識。
▼「がんばがんば!!!」
気合しかないと 後ろから声出ししながら歩きます。
▼標高を見てみるとちょうど3000mを超えました。目標物が目視で確認できない時に便利ですね高度計。もうちょいやん!
▼本当にね天気が悪くて このあたりまで来ないと何も見えなかったんですよね〜。実は天気が良ければグリーンベルト過ぎたくらいからずーっと左手に槍ヶ岳山荘が、右手に槍ヶ岳が見えているはずなんですよ。今日はとにかくただただ白い坂道を延々と登ってる感じでした^^;
▼うわっ!びっくりしたっ!急に出てきた槍ヶ岳山荘!
▼12:10 槍ヶ岳山荘到着です!
もぉガッスガスでどこに何があるか見えません^^;
▼まぁでも…きたきたきたきたキテシモターーー!何度想像したことかー!!
▼何回画像検索したかー!!槍ヶ岳山荘ロビー!!
▼ロビー横のキッチン槍にて
着いてすぐに昼食です。ココアのCMきそうです。ダバダ~ダ~ダ~ダバダ~ダバダ~…コーヒーやないかい。
▼槍沢ロッヂの弁当はちらし寿司!ものすごいボリューム!※槍沢ロッヂで注文しておけば朝準備してくれんですよ。もちろん有料。コレ名物らしい。ちなみに僕のじゃないです。
▼見てコレ!ランチパックが気圧でえげつないくらいパンパンパッツパツに!?※これも僕のじゃないです。
▼僕はカレーライスを頼みました。これもすごいボリュームです^^;
▼仲間の一人が面白いことしてます。カップヌードル親子丼。一つじゃ足りないらしいです^^;
▼14:00過ぎ
昼食後、各々乾燥室に衣類を乾かしに行ったりザック整理したりしてたらだんだんとガスが晴れていきます。
▼外に出て視界が広がっていく様を観察していました。
▼ガイドの野中さん。めちゃくちゃお世話になりました。ダンディな下森さんにもお世話になりました。やっぱね 山に慣れた人って装備やルーチンがきちんとあって 一つ一つが参考になります。
▼写真が撮りたくて一人外で粘ってたんですよね~。晴れてきたかー!!と思ったら
▼またガスかーい!と独り言。1時間くらいやってたかな^^;
▼とにかくバッシャバシャ撮りまくります。※この時間に撮っておいて良かったんです。理由は最後に。。。
▼14:30 ”雷鳥を見る!”
ってのも今回の目標にもしていたんですが いやぁ見事に姿を見せて頂きました。カメラ目線ですよ^^;足が可愛い。。。
▼しかもつがいで!?夫婦でひょこひょこと近くを歩いてくれました。帰りに必ず買って帰ろう雷鳥ウエハース!
▼雷鳥さん見てたらさらに雲が晴れてきました。
▼15:00 うぉっ!?
▼ごあぁあああーーーーー!?
▼でーーーたーーーー!!!!!
▼今回のスケジュールでは槍ヶ岳山頂アタックは明朝4時にってなっていましたが「登っちゃいます?」と野中さん。「ぜひにーーー!!」という流れに!
▼15:40 スタイルしてライトタッチザック担いでアタックです!
▼槍ヶ岳は槍ヶ岳山荘から片道30分で登れます。シーズン中はかなりの混雑になるようで岩場に張り付いて交互通行などしないといけなかったりするようです。僕らが登った6月初旬は本当に人が少なくて完全貸し切り状態。
▼振り返ればもぉそこは絶景です。右のピョコッとしたのが小槍です。小ヤリの上で~なんて歌あるでしょ^^アルペン踊りをさぁ踊りましょとか無理ですよ。
▼ひとつひとつ丁寧に登っていけば まぁなんちゃないですよ^^
▼さっきまでのガスガスがウソみたいです!
▼眼下には槍ヶ岳山荘。
▼90度梯子ね。僕らが何も考えずに登れるのも設置してくれた方たちのおかげ。ここで怪我なんかしたら申し訳ない。慎重に一つずつクリアしましょう。
▼たまらんな。。。
▼槍ヶ岳の岩場はつかみやすい岩もありますが腐食、ウキ岩などありますので確認しながら登っていきます。落石が一番危険だから!
▼最後の梯子。
▼16:00
よいしょっと・・・
▼って絶景やないかーーい!!!
▼最高やないかーーい!!!
▼貸し切りやないかーい!!!
▼写真をどうぞ。
かせさんかっこいいっすわ。
▼16:40下山
▼いやほんと素晴らしいもんを見せてもらった。自分の目で見る槍の穂先からの絶景は心に焼き付いています。登った人しか感じることのできない臨場感と達成感、感動。本当に来てよかった。
下山すると時刻は17:00。晩御飯に間に合わず…少し遅れて
▼17:30 晩御飯
さぁここからです。
僕…このハンバーグを一口食べたところで体調が急変。
あれ?なんか調子悪いな…寒気するしムカムカする。。。アレ?この感じ…知ってるぞ…まさか…うんとりあえず横になろう。。。食事をほぼせず談話室へ。
はい完全に高山病です。
おいおいちょっと待ってくれよ…ここまで大丈夫やったやんか。そうです初登山初富士山で経験した高山病がここでまた…。
時刻は17:40。ぼくはここから嘔吐、倦怠感、寒気に耐えながら(いや耐えてない…負けっぱなし状態で)翌朝5:00までほぼ寝れずでした。
キツかったぜ~。
野中さんには迷惑かけてもうたな…。仲間には気も使わせてしまった。すいませんでしたありがとうございました。
どうやら僕は水分摂取が極端に足りなかったようです。高山病のメカニズムとして気圧の低い場所では血中の酸素濃度が減って体調を壊したり重症化したりするんですが当時のぼくの血中酸素濃度は98%と正常値を示していたそうです。水分を十分に摂らず体内の老廃物を外に出しにくい状態でそのまま脱水症状。そこから胃腸に負担をかけ重症化。ちょっと特殊なケースのようですがとにかく水分摂取から排出のサイクルを管理できれば僕の高山病はもしかしたらよくなるかもしれないですね。ダイアモックスという高山病予防の処方箋があります。この効能はまさしく利尿を促す薬なんですね。飲んで出す。この癖を身に着けられればきっと高山病予防になるんじゃないかと考えたり。自分で今度実験してみます。
そんなことで これまた絶対に見たかった”槍ヶ岳越しに見る夕日”、”満天の星空”を拝むことが出来ず不完全燃焼^^;
次の日、起き上がるのもギリギリでしたが”迷惑かけられへん”って気持ちだけでパッキング、準備し下山を開始します。
【6月初旬頂上アタック格好】
・モンベルジオライン薄手上下インナー・アルパインライトパンツ・Tシャツ・モンベルレインパンツ・TNFオールマウンテンジャケット・サポート靴下(薄手)・ガルモントエルモⅡ・キャップ・ヘルメット・ハーネス・フリース
【アタックザック装備】
・アタックザック・グローブ・カメラ・水500
明日最後、下山につづく。。。
④2日目 槍ヶ岳へ