③【残雪期 6月の 槍ヶ岳 登山】高山病予防に効くと言われるダイアモックス検証

どーも。二回目の槍ヶ岳ブログ最終回のぼくです。

前回の続き

2日目から下山までの模様をお届けいたします。

日本百名山

長野 岐阜

槍ヶ岳3180m

YouTube


▼動画とブログ記事は連動しているのでもしよろしければご覧ください。

2日目~3日目の行程


2日目 槍ヶ岳登頂→ダイアモックス効果

3日目 下山

槍ヶ岳山荘→槍ヶ岳


▼片道30分で登れます。危ないところには鎖、アンカーが打ち込まれています、ハシゴもありますので岩の切れ目や浮石に気を付ければまず問題なくクリアできるかと思います。

▼さぁゆくぞー!

▼登り始めてすぐ振り返るととてもきれいな景色が広がっていました。同時に下見たらお尻キュッてなりました。

▼だいぶ割愛してますが最後のハシゴです。まぁまぁビビっています。

槍ヶ岳登頂です。

▼槍ヶ岳山荘ってめちゃくちゃデカいですね。右奥には笠ヶ岳も見えています。

▼山頂で皆さんと記念撮影

▼槍ヶ岳山頂の祠①

▼槍ヶ岳山頂の祠②

▼槍ヶ岳山頂の祠③

▼槍ヶ岳山頂の広さは・・・狭めです。えっと・・・10人いたらパッツパツです。

▼燕岳方面(ど真ん中ちょい右のやつ)、左奥は白馬方面

▼双六、鷲羽水晶方面

▼穂高方面

▼30分くらいゆっくり撮影や何やして30分かけて下山です。僕はこの時間から高山病のことで頭がいっぱいで不安まんきんたん。二年前、槍ヶ岳登頂して下山後すぐから嘔吐モード全開で朝まで嘔吐暴走族状態でしたから^^;

槍ヶ岳山荘


▼玄関入ってすぐ右側のキッチン槍

▼ロビーです。

▼館内案内図

▼水場ですがここだけなんかなぁ。

▼2階の談話室より見た廊下

▼2階にあるトイレ。1階トイレは使用できませんでした。

▼2階奥にある乾燥室

▼1階ロビーから客室へ。

▼僕らは山鳩でした。やっぱり空いていたので一人2区画を広々使わせていただきました。

▼さぁ晩御飯!これ!2年前に一口だけ食べてそこから嘔吐暴走モード突入したんです!!!!!今年は!?はい、完食出来ました^^!!!!

▼不安だから外に出たりしてたら夕陽が。

▼焼けていく槍ヶ岳

▼双六方面に沈む夕日。人がいるとこんなに素敵な映像になるんですね~。

高山病はどうだったの?


▼はい。結論から申し上げますとダイアモックスは効きました!頭痛と寝不足はありましたがいつもの重症化がありませんでした。これはデカいです。今後の山登りに大きく影響すると思います。ちなみにほかにもいろいろ対策はしていました。

・水分をこまめに摂る

・睡眠しっかり

・酸素をたくさん取り入れられる呼吸法

・息を切らさずゆっくり登る

・一気に登らない

・おしっこを出して代謝を促す

・体温調整をする

・高地ですぐに横にならない

・着圧スパッツを着る

・ストレッチや体操で血の巡りをよくする

こんな感じで対策はしながら登りました。飲むだけでいけるかどうかはわからないので皆さんもいろいろ試されてください。

Day3

下山


槍ヶ岳山荘→上高地

▼6:30槍ヶ岳山荘をあとにします!また来るよーーー!

▼槍ヶ岳直下より大曲辺りまでは雪渓を下るのでアイゼンを装着

▼はい。必殺尻セード!本当はアイゼン外した方がいいんですが(爪が雪に引っかかって足がもげるかもしれない)凸凹も少なくて雪も締まってるから足をしっかりあげて(体幹)ピッケルを(ブレーキを)上手に使えば大丈夫です。でも大丈夫って言うたらあかんと思うのでやっぱり面倒ですがアイゼンは外した方がいいと思います。

▼大曲到着~。尻セードし過ぎてモンベルのカッパがまぁまぁボロボロです。破れはしないけど尻セードするときは絶対に不要?大事じゃない?カッパを使用しましょう。僕は尻セード用にしているカッパで滑ってるから心のダメージはありません。

▼帰りはガイドさんに上高地に咲く花や見所、歴史なんかをレクチャーしてもらいながら、これまた楽しい下山道を歩くことが出来ました。

(以下写真です)

▼徳沢園到着。ここでは皆さんソフトクリームを食べるんですね~。

▼ぼくはソフトクリームが苦手なんですがここのコーヒーソフトは最高に美味しかったです!

▼もうちょいです^^

上高地到着


▼15:40くらいかなぁ上高地に到着して解散となりました。

行程


ネイチャーガイドリスさんのユキヤリツアー三日間の行程です。

Day1 上高地→槍沢ロッヂ

Day2 槍沢ロッヂ→槍ヶ岳山荘(今回→槍ヶ岳登頂→高山病との戦い)

Day3 槍ヶ岳山荘から一気に上高地まで下山

Day2-Day3

槍ヶ岳山荘から槍ヶ岳登頂。二回目の槍ヶ岳も素晴らしい眺望で本当に良かったです。2年前には槍ヶ岳下山から高山病で苦しんだ記憶しかない、苦い思い出しかない槍ヶ岳でしたが今回はダイアモックスがしっかり効いてくれて重症化することなく過ごすことが出来ました。

これね~大丈夫な人にはわからないでしょうけど本当に大きなことなんです。この場所で普通に過ごせる体ではないからこそ一入に今回のチャレンジ、結果は大きなものになりました。

行動範囲が変わります。ダイアモックスさえあれば^^

先にも書きましたがこれまでいろんな高山病対策をしてきて一番効いたのが今回のダイアモックス。僕にとっても最終最後の決断でした。薬に頼るって、やっぱりなんか怖いじゃないですか^^;?でも変わりましたね本当に。自分で実験してみてよくわかったし今後は上手にダイアモックスを使いながらいろんな山登りが出来ればと思います。

大きな副作用はないようですがやっぱり薬ですし、個人差もあります。結局体をごまかすわけですからね、量や飲み方はきちんと担当のお医者さんにご相談の上使ってくださいね。

ネイチャーガイドリスさんのツアーには3回目になります。

これまでいろいろなガイドツアーには参加してきましたがリピートするのはリスさんが一番多いです。※もちろん人間がやることですから好き嫌いもあるし相性もあります。

僕の場合は近くに山やる人がほとんどいないのでどうしても我流になりがち。これ僕嫌なんですね~。なんでも”基本が基礎”だから正しくやりたい。これ性格ですね^^;

決して安くは無いし(すみません!)しょっちゅう参加はできないですよ(すみません^^;)。でも命預かってくれるんです。正しく判断できるプロフェッショナルなんですよね。

人間って癖も出るし、忘れます。なので”定期的に一緒に歩くことで自分を正している”ってそんな感じでしょうか。我流の方や久しくほかの人と歩いていない方は是非一度ガイドさんと歩いてみるのをおすすめします^^

はい!そんなことで今回も素敵な山行にすることが出来、大満足な三日間となりました。

次はどこの山登ろっかと毎日地図とにらめっこです^^

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

また遊びにきてください。

装備


6月前半アルプス(槍ヶ岳)小屋2泊

(装備)

ザック:ハイパーライトマウンテンギアウインドライダー3400

靴:モンベルアルパインクルーザー2000(3シーズンコバ無し)

ゲイター:アウトドアリサーチ

アイゼン:カジタックス10本

ピッケル:グリベル

ヘルメット:ブラックダイアモンド

ポール:ブラックダイヤモンド

(行動服装)

上:キャップ(RMG)、ウインドリバーフーディ(TB)、ツルギジャケット(TB)、網網インナー(ミレー)、Tシャツ(マウンテンイクイップ)、アームカバー(ロトト)

下:着圧スパッツ、アルパインライト(TNF)、靴下(インジンジ)×二枚履き

(小屋服装)

上:インナー(オンヨネ)、フリース(TB)、ダウンベスト(OMM)

下:インナー(オンヨネ)、バギーショーツ(パタゴニア)

(備品)

充電器、ウエットテッシュ、歯ブラシ、カメラ、スマホ、グローブ、行動非常食、水(プラティパス×2)、予備着替え、日焼け止めクリーム、ヘッデン他